ロシの最後
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大まかな流れ アリス機倒しロシ機参戦→レン機との一騎打ち→説得→和解 →マーク機乱入、ロシ機にダメージ→ロシ機マークに攻撃を仕掛けるが返り討ち →マークによるロシ機の自爆装置強制起動、レン機捕縛→レン機を開放し、ロシ単機自爆 ~説得完了~ レン機がロシ機に手を差し伸べ、それに答えるように手を上げようとした刹那 レーザー兵器がロシ機の足を撃ち抜く ロシ「ぐぅっ!?」レン「ロッシー!?」クリム「隊長!?」 ロ「ど、どこから?」 すると通信に割り込んでくる聞き覚えのある声が ?「あー、まったく。これだから女と子供(ガキ)はいやなんだよ~」 ?「戦場に「感情」を持ち込みやがるから」 新たな見たことのないAAがあらわれる。 ク「その声、マーク博士ですか!?」 マーク「そうだよ。久しぶりだね少尉君」 レ「おかしい・・・あなたは死んだ」 マ「んーじゃあ僕は、一体誰なんだい?自分で知る限りマーク・ハワード本人だと思うけどぉ」 ロ「・・・何しに来たの?」 マ「何しにっ・・・て。裏切り者の始末に決まってる」 ロ「貴方達の研究所ごと基地を敵に売り渡した、私がそんなに憎かったとわね。」 マ「?」 ロ「しかもわざわざ生き返って・・・」マ「何を勘違いをしてるんだお前は」 やや、被りぎみに言葉を重ねる マ「僕が言ってるのは(テロリスト名称)に対してだよ!今さっき、こいつにやられて屈服してたよなぁ」 ロ「なに?」 マ「僕が苦労して作り上げてきたのに・・・それを、それを~・・・」 マ「まぁ、目標も達成できたからもうどうでもいいけどね」 ク「僕が作ったって・・・じゃあ」レ「あなた、ラスボス」 ロ「ボスはあなただったのね」 マ「そうか、モニターごしにしか合ってなかったモンな、ちょっとまてこれでどうだ」 マ「少佐、今回キミニヤッテ貰イコトダガ・・・」 マ「どうだい納得してくれた?」 黙り込む三人 ※セリフが思い浮かばないので文章と言わせたいセリフで構成・・・ マークは基地襲撃の際に見せしめとして殺されていたが、それはアリスと同じようなクローンだった マークの話は続き、アイザックの下で助手をする傍らで彼の知識を基地内に入ってくる情報などを収集していた それらを話している中、ロシと共に基地を裏切った部下達の末路を語る マ「あいつら「お前の命令だ」って言ったら何の躊躇なく、無理な任務もやってくれたよ」 マ「一種の崇拝にも近いけど・・・あれこそ兵士の鏡って者じゃないかい?」 激昂するロシ、マークに攻撃を仕掛けようとする、それはまた見たこともない3機AAに阻まれる 返り討ちにあうロシ、その中で3機のAAの動きにケンプ、チョッパー、ブレイズを感じる AIの真似した動きとは違う、普段模擬戦なので感じる生の彼らだ ロ「いったいどういうことなの、答えなさい3人とも!!」 返事もなく動かぬ3機、その代わりに答えるマーク マ「無駄だよ、そんな機能は付けてないから」 ロ「機能?」 マ「そもそもパイロット適正の低い彼らをAAに乗せたところで役に立つはずもない・・・」 マ「それに、こいつらはあんたの言うことしか聞かないしね~」 マ「じゃあ、どうすればいいか!僕は考えました、肉体的戦闘能力を落とさず僕の言うことを聞くだけの忠実な部下を作るにはどうしたらいいか?」 ロ「なにを・・・何をしったって言うの!マーーク!!」 映像が送られる・・・機械に埋め込まれたカプセル、その中にある液体と基盤や配線に繋がれた脳髄 マ「これが今の彼らさ」 言葉を失う三人の中、一人饒舌に語りだすマーク マ「今の技術でもなかなかAIの小型は難しいし、高性能しようとすればそれだけ情報量増える。何とかしてAAに乗せれても重くなったり一回の被弾で壊れてしまうかも知れない」 マ「しかし、これなら人よりもさらにコンパクトでその分装甲やらを増やせる。直接繋がってるだけに「操縦」などとは違って反応とのタイムラグもほとんないんだ!」 「知っているかい?脳はもっと小さくて高性能なコンピューターだって」 マ「しかも、戦場に必要ない「感情」も取り除けて一石二鳥じゃないか!どうだい、完璧だと思わないかい?」 ・・・・・ マークが喋り続ける、もはやロシには何も入ってこない一緒に戦ってきた家族とも呼べる存在 仲間、部下それらをすべて失ってしまった。彼らのために起こしたはずの反乱・・・そのはずだった AAに乗り始めて、AAで闘い、AAで指揮する内に何かが変わってしまったのか? それともアリスに鬱陶しさを感じながらもレンを重ねていたときなのか? 一体いつから私は彼らではなく、自分の事だけを考えていたのだろうか・・・ わからない・・・わからない・・・だが、これだけは確かだ あいつを殺してやる、たとえ刺し違えてでも! ・・・・・ ロ「レン、クリム!あの3機を抑えて、その隙に私はマークを叩く!」 ク「隊長、まさか・・・」 レ「駄目、3人で各個迎撃。そうすれば、あいつ一人」 ロ「私の機体ダメージじゃあ、一撃しか与えられそうにないのよ。だったらあいつに喰らわせてやる」 三人が戦闘をどう仕掛けるか問答の中マークが割ってはいる マ「あー、どうでもいいけど。僕の話と処分は終わってないんだけど~」 ロ「処分?」 マ「君のに決まってるじゃんか!まったく自覚もってよね・・・っとその前にレン君」 レ「・・・なに」 マ「部下が一人使い物にならなくなったんだ、代わりにどうだい?僕のところに来ないかい?」 ク・ロ「なっ!?」 マ「君の操縦センスと機体はまだまだ使い所がありそうな気もするんだ」 クリムにも聞くマーク マ「何ならそいつ(ロシ)と交換ってことでもいいんだど少尉?どうだい?」 レ「ヤダ!!」ク「断る!!」 マ「だよねー♪」パチィ マークは笑顔で答えると共に指を鳴らす 音と共にロシの機体が沈黙し崩れる、驚くロシにそれに気付いたレン機が駆け寄る すると再び起動した機体はレン機を後ろから押さえつける レ「ロッシー?何?何?」 ロ「機体が、機体が勝手に動いて」 必死で操縦桿やパネルを弄るが機体は言うことを聞かない、そして何かのカウントダウンが始まった マ「言ってなかったかい?あんたの裏切りは想定済みだったって・・・」 ロ「マーク!一体何をした!」 マ「なーに、あんたの機体に少し細工しただけさ。一番近くにいる機体に取り付いて自爆するようにね」 三人「なっ!?」 マ「一人じゃあ寂しいだろうと思ってお供を付けさせるのは僕の親切心さ。ああっなんて気が利くんだ僕は」 ロ「・・・なぜ?」マ「はぁ?」 ロ「なぜ分かったと言うの、私はあんたの言うことはちゃんと聞いていたはずだわ」 マ「ちゃんと・・・ねぇ。確かにそうだなぁ~やってくれてたな。失敗も多かったけど・・・」 マ「一番の要因は前回の戦闘であんたがレン君を撃たなかったことだね」 ロ「な、なんでそれを!?」 ロシは驚いた、そのことは誰にも話してもいないことのはず ~回想~ 前回の戦闘で機体を撃墜され戦闘域から移動する際、撃墜したレン本人が心配して追いかけてきていのだ 鉢合わせした二人の行動は対照的で、無事を安堵して抱きつこうとするレンを銃を構え止めるロシ 撃墜され時の傷はあるが肉体同士の戦闘ならAAよりも勝算があると考えるロシ しかしレンは静止を促された場所から動くこともなく、ただ他愛のない話を投げかけるだった 久しぶりに会えるのがただうれしいだけだった、AAや通信越しではない生の彼女に会えることが 本当は飛びついてギュッとしたいでも近づけば攻撃されるかもしれない、だったら少しでも一緒の空間にいられるならこのままの状態で話だけでもしよう とレンは考えたのだった レンの話を聞かされてるロシは途中で気付く、レンは何も仕掛けてこない・・・そしてこうも思った (今なら殺せる・・・) 最大障害、何度任務を邪魔されたか。ここで殺しておけばこの先の任務は楽になるだろう その分犠牲も減る、何を迷うことがあるだろうか今が最大の好機じゃないか 指先に力がこもる ズキューーーン 銃声が鳴り響く・・・・ レンは目を開ける、ロシがいない、体を調べるが何処にも撃たれた所がなかった ロシの腕で外すような距離ではなかった、なのになぜはずれたのか・・・ 銃が壊れていたいた訳ではない、なのになぜはずれたのか・・・ ・・・・ 迎えに来た回収部隊や報告書には「撃墜された後、何もなかった」そう書くしかなかった 私自身もそう思い込むことにした マ「だって見ていたからね」ロ「見ていた?」 マ「あんたのその左目、見える様にするときに(インターセプター)を埋め込ませてもらったのさ」 マ「だからあんたの見て来た物や行動なんかは全部、僕に筒抜けって事さ」 マ「アレはないよ~しかも報告では何もなかったと来たもんだしな。その時点でこいつもう駄目だなってさ」 マークが話す中ロシのAAの背中の飛行ユニットが形を変える ク「今度は何が」 マ「ここで爆発しちゃったら僕達まで巻き添えをくらっちゃうじゃん。だから打ち上げるための措置さ」 ク「させるかーー」 マ「おっと君の相手は、彼らだよ。邪魔されちゃ困るしね」 3機がクリムを取り囲む、やられないように凌ぐのがやっとだった そしてレンを掴んだロシのAAが轟音と共に空へ上り始めた マ「さて、僕が表舞台に立つ祝福の、門出の花火だ。せいぜい綺麗に咲いてくれよ」 やはり何をやっても機体は言うことは聞かず上昇を続ける ロ「レンあなただけでも逃げなさい、拘束された部分を壊してでも」 レ「ヤダ、ロシも助ける」 上昇速度は速くレンが拘束を外したものの再び追いつくのは無理な速度だった、それを分かってるからこそレンはそうはしなかった マ「無理無理、そういうことが出来ないってことも折込積みだからねぇ~」 ロ「くっ」 マ「あんたの最後の悪足掻きと泣き言を特等席でしっかり見せてもらうから、せいぜいいい声でないてねぇ~」 ロ(考えろ・・・本当に何も手がないのか) これまで奴の思い通りだったせめて最後ぐらいは足掻いてやる、レンだけはせめてこの子だけは・・・ 手はアル、しかしそのためには機体のコントロールを得なくては このプログラムはどういう物なのか、時限式・・・それはない。さすがの奴でもそこまでは計算できない 接触式・・・さっきの戦闘で撃ち込まれたか、いや手足などの駆動系統しか撃たれたりしたところはないしそもそも光学兵器だった 遠隔操作・・・元々奴が作った機体だその可能性が一番だが、整備は私も行っているそのようなものはなかったはずだし気付かないにしても受信機が必要だ コントロールをすべて奪うような大量の情報量を通信装置だけで賄えるだろうか・・・他に何かないだろうか私の知らない、気付かなかったものは・・・・ ・・・・ある!、気付いていなかったものそれは・・・ ロ「ふふふっ」レ「ロッシー?」 急に笑い始めたロシに対し落胆するマーク マ「なんだ、泣き言言う前に気がふれちゃったか、つまらん。まぁ元々面白い奴ではなかったけど」 ロ「あんたの思い通りになんかはさせないわ」 マ「はぁ?いったい何をいt・・・」 マークが答えるよりも先にロシは行動する、自分自身の手で左目を抉り出したのだった それを握りつぶすと機体の主導権が戻った マ「ちっ気付いたか、しかし気付いたところでやるか普通・・・でも無駄だね。打ち上がった時点で拘束部分やブースターはロックされているからな、いまさらさ」 ロ「操作周りが戻れば十分なのよ・・・」 ロシは脇にある赤いレバー引く、すると小さな爆発音と共に肩から腕が機体から離れた マ「それは、緊急換装整備用の爆発ボルト!?なんで中に?本来外にあるはずだぞ!」 ロ「わたしが改造したのよ、使えなくなった部分を外して少しでも動きやすくするためにね。こんな所で役に立つとは思ってもみなかったわ」 マ「ぐぬぬ・・・しかし、あんたが死ぬことにはかわないな」 ロ「そうね、ここで生き残ったところで私の結末は変わらないわ。戻ったところで軍法会議で死刑でしょうし・・・」 ロ「それよりもレンが生き残る方があなたにとっては都合が悪いでしょうよ」 マ「くそ!くそがぁ!裏切り者のクセに!役立たずのクセに!・・・・!」 マークは怒りを表しひたすらに悪態を投げつける 拘束が解かれたレンはひたすらにロシの名前を叫びながら追いかけるが・・・追いつけない ロ「レン、私の仇を取ってなんて言わないけど・・・彼らをあいつから解放してあげて。お願い」 ロ「あと、少しは周りの空気や服装に気を付けなさいね・・・」 ロ「クリム・・・レンのこと頼むわね」 ク「・・・了解しました」 ~ここまで?~