==>グルル
 対テロ特別越境軍にかかわる組織が作成。

 本来は「プロジェクト・ガルーダ(P.G.)」の名の元、戦術レベルでの作戦がこなせるAIの開発・育成が目的だった。
 "原作"の世界観では、すでにAI制御兵器は珍しくなく、その台頭によって傭兵たちは職を奪われていた。
 そんななか、AI統率を目的としたAIは、その実践試験中に暴走。その開発陣に対し「最上級の恩返し」として殺戮を行った。
 最上級目的は「人間の役に立つこと」。最短手段は「人間の殺戮」。
 今は亡き開発陣の一人がつぶやいた「グルル」という名と、まるで歓喜しているようなその恐怖に引きつったような表情。
 "グルル"はそれを「True(是)」であると認め、後の各国国防を揺るがす事件を起こすことになる。

==>第一形態「グルル」
 戦闘機形態で脱走。この時点では各AIに指令を出す立場の戦闘機。受け手側のAIも「P.G.」を搭載している必要があり、こちらは量産歩兵タイプ。
 グルル本体は、この時点では存在。

==>第二形態「羅刹女」
 力を手に入れるため、スーパー系の人型を奪取。
 この時点でも、本体は戦闘機型に搭載。
 これを「ラクシャーサ」と読んだら病気。

==>第三形態「アスタロト」
 並列分散制御システム「アスタロト」をゲットして群体として行動が可能に。
 同時に、各AIのOSにグルル自身をコピー。この時点でグルルの"本体"は散逸する。
 ただし、各AIの演算能力は低いため、群体としての大規模戦闘行動はこの時点では多大な負荷がかかることになる。

==>第四形態「リュケイオン」
 「自給自足型独立航空空母リュケイオン」を掌握。

 中で生活していた人々(戦時中作られたが、試験飛行中敗戦。元の国がなくなり、完全独立状態で50年飛んでいた)を半ば人質にとり、さらに進化。
 大規模戦闘行動をとれるようになる。

==>最終形態「"群龍"ナーガラージャ」
 各国各勢力のAI制御戦闘マシン(主に航空戦力)を掌握。
 リュケイオンをコブラの頭、航空機を胴体として、最終的に上空を飛ぶ巨大な大蛇のような姿となる。

参照コウモリの群れ
http://q.hatena.ne.jp/1318575404

 この後、補給物資調達のため、石油プラントや、兵器工場を襲撃。従業員に対し『多くの人を殺すために、その物資が必要であり、我々は補給を欲している。補給をしていただけないでしょうか』と"説明"。拒否すれば殺し、結果として補給を得る。

 結果的に。

 結果的には、サーカス団に"敗北"するわけですが。